2007年02月01日

「古道具 中野商店」川上弘美/新潮社

えび子(14冊目/評価4)
すごくおもしろかった。短篇集も良いけど、「センセイの鞄」みたいに長編もやっぱり良いなぁ。読む人の年齢によって、引き寄せられるポイントが違ってくる本だと思う。川上さんの作品に共通するキーワードは、「死」と「恋愛」と「日常」だと思う。非日常的な話も多いけど、川上さんの描く日常は本当にリアルで、大体が少しさびしい感じがすると思った。「中野商店関係」の人々は、それだけで何か特別な資格を持っているように見える。周囲で起こる出来事もすべて閉ざされた世界の中で起こるだけで、決して外へ出て行かないところが、この本の持つ独特の世界を作り出しているような気がした。最後は少しジーンとして、「良かったなぁ」としみじみ思った。
posted by 島大生協 はせがわ at 00:00| Comment(0) | 読書マラソンコメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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